名古屋~浜松 100km信号なし しかも無料

RUN

名豊道路が全線開通

2025年3月、名豊道路の蒲郡バイパスが開通したことで、名古屋から浜松までの約100kmの区間が信号なしでつながりました。

名豊道路とは愛知県の名古屋(実際は豊明市)と豊橋を結ぶ国道23号線のバイパス区間。

計画から半世紀かけての全線開通ということで、東名や新東名に代わるルートとしても注目されています。

走ってみよう

この信号なし100km区間、国道なのでもちろん料金はかかりません。

無料で早く移動できるルートなら使わない手はないということで、さっそく実走。

今回は名古屋からスタートして浜松方面へ向かいます。

名古屋市内から名豊道路へ

この交差点を過ぎると100km向こうまで信号がない。

信号なし区間のはじまりは名古屋市緑区の折戸交差点。

この先は高速道路のように一般道との交差点がすべて立体交差なっているので信号がないという仕組みです。

豊明IC付近。国道1号との分岐を過ぎると名豊道路。

名古屋市内はしばらく3車線ですが、豊明市に入ると国道1号線と分岐して2車線になります。

ここからは名豊道路になり、知立、岡崎、蒲郡、豊橋、豊橋東の5つのバイパスを通って行きます。

ちょっと寄り道 小松家本家

どら焼きをロール状にしたお菓子「あんまき」。江戸時代から伝わる知立を代表する銘菓です。小松家本家はこのお菓子の老舗です。「あんまき」発祥の店と言われており、昔ながらの素朴な甘さを楽しめます。上重原ICから約2km。

未知の新幹線駅「三河安城」

上重原ICを過ぎたあたりにはオービスがあるので注意。

豊明ICからは高架の上を行く2車線道路。地形のせいか、線路をまたぐせいか、アップダウンがわりとあります。

この付近はあの新幹線のマイナー駅として名高い(?)三河安城駅がある地域です。

こだましか停まらない駅だけど重要な役割が。

東海道新幹線の利用客数ランキングで万年最下位の三河安城駅。

しかし、この駅がないと、のぞみとこだまが離合できず便数が増やせません。

目立たないけど、実は重要な役割を果たしている駅なのです。

ちょっと寄り道 デンパーク

デンパークは花と緑を中心としたテーマパーク。入場料はかかりますが、中ではバーベキューやソーセージ造り体験なども可能。マスツーリングでのイベントとしても使えそうです。道の駅が併設されていて、こちらは入場無料です。和泉ICから約2km。

お茶とうなぎの西尾市

安城市を過ぎると平坦な道が続き、やがて「道の駅 にしお岡ノ山」の表示が現れます。

ここはバイパスから直接入ることのできる道の駅。

この先、豊橋までの約45kmの区間は道沿いに休憩スポットがないので、トイレなどはここで済ませておく方が無難です。

ちなみにここ西尾市はお茶とうなぎが有名。抹茶は全国2位の生産量を誇り、うなぎは「一色うなぎ」というブランドがあります。

ちょっと寄り道 西尾の抹茶スイーツ

道の駅ではお茶関連のおみやげがたくさんありますが、時間があれば西尾市内で抹茶スイーツを味わうのもいいでしょう。市内には抹茶をあしらったスイーツを提供するお店がたくさんあり、中には茶園が運営するお店もあります。

岡崎市内を通らない「岡崎バイパス」

岡崎バイパスから1車線になるため渋滞になりやすい。

道の駅 にしお岡ノ山を通過すると車線が減少して片側1車線になります。ここから山間部に入り、アップダウンが激しくなります。

ちなみに、岡崎バイパスは岡崎市内を通りません。通るのは西尾市、幸田町、蒲郡市の3つです。

背景は不明ですが、この辺で一番認知度が高かったからとかいう話も。

柿をモチーフにした謎のキャラクター。「みかん」のイラストがさらに謎を呼ぶ。

山間部に入ると、右手に謎のキャラクターが現れます。ここは道の駅 筆柿の里・幸田。

この辺は「筆柿」と呼ばれる筆の先端のような形をした柿が有名だそうで、そのキャラクターと思われます。

名古屋方面から向かうと対向車線にあるので、立ち寄る場合は、この先の幸田桐山ICで降りて折り返します。

悲願の蒲郡バイパス

蒲郡IC付近。右手奥には三河湾が見える。

蒲郡バイパスは名豊道路で一番最後に完成した区間。

工事がなかなか始まらず、2013年にようやく着工。途中、用地買収が難航したこともあって、そこからさらに12年かけて完成しました。

計画段階から数えると、実に半世紀の歳月です。

蒲郡バイパスから市内を望む。

天気のいい日は三河湾が見渡せ、その向こうに渥美半島の風車群も見えます。

残念ながらバイクを寄せられる場所は全線を通じてないのでチラ見しながら行きましょう。

ちょっと寄り道 フェスティバルマーケット

蒲郡市内にあるテーマパーク「ラグーナテンボス」に併設されたショッピングモール。この中にある「おさかな市場」では地元の新鮮な魚を味わうことができます。立ち寄る場合は、蒲郡バイパスをまるまるスキップして行くことになります。蒲郡ICから約7km。

豊川~豊橋間は渋滞必至

豊橋バイパスの入り口、豊川為当IC。対向車線はすでに渋滞中。

蒲郡の山間部を抜け、豊川為当インターからは豊橋バイパスの高架道路になります。

ここから5km先の前芝ICまでは渋滞が発生しやすい区間。

片側1車線のため流れが悪く、豊川市街からは本線に流入する車の合流で詰まります。

高架道路で逃げ場がないので、渋滞が解消するまでひたすらノロノロ運転に付き合うしかなさそうです。

ちょっと寄り道 豊川稲荷

渋滞に付き合いたくないなら、バイパスから下りて豊川稲荷に寄ってみるのも一手。およそ1,000体の狐像が祀られるパワースポット「霊狐塚」が有名です。豊川為当インターから約7km。 
くわしくはこちらで→「豊川稲荷の霊狐塚

豊橋からは半地下道路?

国道259号線との分岐を過ぎると再び片側1車線になり、道路の雰囲気が変わります。

国道259号との分岐。田原方面へ下りると伊良湖岬まで行ける。

ここまでは高架か盛り土で一般道より高い場所を走っていましたが、ここからは一般道よりも一段低い場所を通ります。

「割掘り」という構造で、一般道はバイパスの上を橋でまたいで交差しています。

バイパスの上を一般道が走る。

道の駅とよはし を過ぎると名豊道路はいよいよ終盤です。

愛知県最大級の道の駅。バイパス沿いにあるので気軽に立ち寄れる。

ちょっと寄り道 有楽製菓ブラックサンダー工場

国民的お菓子「ブラックサンダー」は豊橋生まれ。工場には直売店が併設されていて、定番から変わり種までいろんな種類のブラックサンダーが手に入ります。豊橋東インターから約3.5km
くわしくはこちらで→「ブラックサンダー工場直売店で大人買い
※2025年3月10日~5月26日は新工場建設による店舗移転のため、道の駅とよはしに仮店舗を出展して営業中。

名豊道路から国道1号バイパスへ

静岡県からは国道1号で浜松を目指す。

名豊道路は豊橋東インターで終わりますが、そのまま切れ目なく国道1号の潮見坂バイパスに接続します。

ここからは静岡県。2車線になり、トンネルを抜けるといきなり視界いっぱいに太平洋が現れます。

目の前に太平洋。ただ、この先右車線がなくなるので注意。

トンネルの暗がりから出ると青い海が広がるという演出で、とてもテンションが上がります。

しかし、この先はまた車線が減少する渋滞ポイント。海に見とれて追突しないように注意しましょう。

ちょっと寄り道 道の駅 潮見坂

バイパスから直接入れる道の駅。海を臨む無料の足湯コーナーが人気です。国道1号と23号が接続する要衝ということで週末は多くのライダーが集まります。

浜名大橋を越えて

浜名大橋のてっぺんから浜名湖を見渡す。

浜松市内からは一直線の2車線区間で結構なハイペース。

やがて前方に見えてくる大きなアーチは浜名大橋。最高地点は10階建てのビルの高さに相当します。

100kmぶりに現れた信号。

ここまで来ると信号なし区間も残りわずか。しばらく進んで、浜松市の篠原東交差点で久しぶりに信号が現れます。

ちょっと寄り道 弁天島海浜公園

弁天島海浜公園からは浜名大橋をバックに名物「赤鳥居」を見ることができます。伝統的な鳥居と近代的な橋が同じフレームに収まる珍しい風景です。馬郡ICから約4km。

まとめ

国道23号の名豊道路と国道1号の潮見バイパス、浜名バイパスをつないで走ると、たしかに約100kmにわたって信号はありませんでした。

しかし、思った以上にペースが上がらず、信号なしのメリットがあまり感じられないという印象です。

原因は各地で発生する渋滞。2車線区間が短く、車線が減少するポイントは結構な割合で詰まります。

また、アップダウンがある区間ではトラックのペースに合わさざるをえません。

場所によっては道も荒れ気味なので気を付けて走ろう。

せっかくの100km信号なし区間ですが、結局別ルートの方が早かったなんてこともありえます。

残念ながら、このルートは時間帯を選んで走らないと逆に時間がかかることをお伝えしておきます。

ただ、見どころも多いエリアなので、渋滞をうまく避ければいろんな場所を散策することができそうです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました